Sunday, 13 August 2006

一生を時計に例えたお話。

人の一生を時計一周24時間に例えたお話がある。
君達は夜中の0時に正にこの世に生まれた。この世に生を受けた。人の寿命を70歳くらいと考えたら、3年を一時間として、朝6時、もしくは7時。君達はいまやっと朝を迎えたくらいでしかない。大学をでて、社会にはいってちょっと経ってもまだまだ朝9時でしかないんだ。社会ではまだまだ青くて到底使える人材でもない。

楽しみに満ちながら君たちの成長をみてきた君たちのお父さんやお母さんは君たちが自分の時計で朝の2時や3時の頃、もう既に昼の2時や3時になっていたんだ。今はどうだろう。もう夕方5時、いや6時を過ぎているかもしれない。今から彼らはやり直しがきくだろうか。あと6時間も無いのだ。人生は6時間も無いのだ。日は沈んでしまったのだ。

では君達はどうだろう。みんなまだまだ朝6時や7時じゃないか。やり直しなんていくらでもきく。何回やり直したって、朝8時くらいでしかないじゃない。一番悲しいことは、ここで自分の時計を無理やり止めてしまうことなんだ。可能性はまだまだ秘められているのに、まだまだ一日はこれからなのに、太陽の燦々とあたる昼に向けて準備をする時間でしかないのに、自分の時計を止めてしまうことなんだ。

親は望んでいるだろうか?友人は望んでいるだろうか?君たちの輝かしい未来を、本当に今から始まる君たちの未来を、止めてしまうことを望んでいるだろうか?君は望んでいるだろうか?

どうか、一番悲しい選択だけはしないで。君たちへの最後の言葉です。頑張っておいで。

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