Saturday, 11 March 2006

The most complicated

Story of Writingという本があります。10年ほど前に出たので、古い本なんですけどね。タイトルのごとく、文字の書き方について述べている本なんですが、日本語も紹介されています。「世界で一番難しい複雑な言語」と。それが今回の見出し、ってわけです。

何で難しいのかを簡単に述べると漢字ですね。言語としては全く異なる中国から漢字を輸入し、本来の読み(訓読み)と日本独自(音読み)のを使い分けています。また、作者曰く漢字の数としては2000覚えていれば標準的なレベルですが、5000覚えなければ高い教育レベルにない、と。さらに漢字を元にひらがなが作られ、それとは別にカタカナもある。それらを用途に応じて使い分けているが、ヨーロッパではアルファベットだけですべて書くんだから、日本語もひらがなだけで書きゃいいのに漢字やカタカナを交えてる、と述べてます。

1980年頃にはローマ字も広まったので、日本人はローマ字も使い分けるようになった。だが、こんだけややこしいし、コンピューターが普及するにつれていつの日か漢字は捨てられるだろう、とまで言っています。

まぁ、外国人にすればいくつかの文字を同時に使用し、同じ言葉でも使い分けをしているのはアンビリバボーなんでしょうね。でもでも、コンピューターが普及しても漢字の必要性は失われないでしょうね。むしろ、コンピューターが漢字の使用をサポートしているようにも見えます。この点については、作者は言い過ぎだったなと思うのです。

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